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毎年「うつ病」患者数が右肩上がりになっているということをマスコミで取り上げられておりますが、それだけストレス社会になったのでしょうか。私は少々違うように思います。「躁うつ病」と診断された10年間の、闘病中の私のお話しをお伝えします。

<プロフィール>

【名前】フィッシュハンタ-

【年齢】51才(男性)

【出身】神奈川県

【職業】会社員・自動車販売業の営業

1)躁うつ病とは?私の症状について

【1】モチベーションが変動

「躁うつ病」とは、気持ちの上がり下がり、モチベーションの振れ幅が非常にある状態が継続をする病気です。私の場合は39才の時に心療内科で診断を受けたのです。

特徴として、テンションが高い時には、楽しそうに困難な仕事もこなし、頼まれ事や他人の悩み事の相談などは断るどころか自ら探しにいってしまいます。またアイデアも豊富で、仕事量を倍増しても苦にならず、睡眠時間も1日に2時間程度でも動けてしまいます。

他人からはバイタリティー溢れパワフルな人と思われていそうです。そしてテンションの低い時には、ベッドから出ることも辛く、休日になると1日中、眠れてしまいますが、スッキリ感はありません。

【2】発病当時のライフスタイル

当時の私は自動車販売会社の営業マンでした、成績は上位で年間表彰も受賞をし、月によっては追従を許さないほどの大差でノルマを達成していました。

そこまでの成果を得るには休日出勤は当たり前、お客様によっては深夜の2時に商談・早朝出勤をしていましたが、私は「営業マンなのだから仕方がない」と思い、体力任せな仕事をこなしており、休日があれば趣味よりは睡眠にあてていたのです。

妻も「仕事だから仕方ない」と認めていてくれましたが、私は子ども達や妻との時間を確保できずに、自己嫌悪もありました。

【3】病気の前兆・原因とは?

毎月、数字に追われる毎日でしたので、新人の頃から「足で稼ぐ」「車が売れなければ帰れない」などのプレッシャーもあったとは思いますが、会社の方針では成果を上げるよりも「社会的なルールを守る」に転換をしたことが原因に思えます。

もともと私は15年以上厳しく仕事を続けていましたが、これからは「新しい方法」として無理なプレッシャーもなくなってしまい、ストイックに営業を続けた私には、ぬるま湯で仕事に物足らなさを感じていました。

当然、成績は下がりましたが、社内には緊張感もなくなり「本当にこれでいいの?」と思っていたのです。その頃から寝つきは悪く明け方に出社してみたりしていました。そして、 社内の書簡を読んでも意味が分からなかったり、人と話をすることが億劫になり始めたりしており、それは睡眠不足が原因と思っていたのです。

福祉施設

2)躁うつ病に対してどんな対応をした?

【1】会社でのヘルスチェックを受診

私の勤務している会社では、当時では珍しく「メンタルヘルスチェック」が、その年から始まりました。各自のパソコンに数百の設問があるアンケートが送信され、回答をするのですが、「どれも優等生的な回答は・・・これだよな?」的ないい加減に思える設問でしたが、元来、真面目で几帳面な私は、そのアンケートに真剣に取組んでいたのを覚えています。

数週間経過した頃に、先方の担当から「最近眠れていますか?「書物を読むことや、対話をすることに億劫さを感じていませんか?」などの返信があり、「思い当たるのであれば電話・メール・面談をしましょう」と窓口が添付されていたので、私は電話をしました。

その時に初めて「心療内科」という名称を聞いたのを覚えています。近隣の心療内科を紹介していただきましたが、自分が「うつ病」?とビックリしてしまい、そうではないことを確認する為に初めて通院してみました。

【2】病院選びと検査内容

私は幼少から身体が丈夫で、風邪を患った時には投薬治療ではなく「ニンニクを食べれば治る」と過ごしてきた私自分には無縁に思えたのです。しかも「心療内科?」全く未知の世界でしたので、緊張しながら受付へ行ったのです。

そして事前アンケートを渡され、記載してから医師の診断を受けたのですが、その事前アンケートを見て先生が「ご主人は、うつ病ですね」と言われ「自身がうつ病だと認めてください」「2か月の休職をして安静にしてください」と告げられたのです。

私は軽いパニックになり、他人事のように感じて「休職?」「うつ病?「安静って何をするの?」と頭を整理しました。

【3】治療方法とは?

3食後に安定剤を飲むこと、眠る前に誘眠剤を飲むために、薬を処方されました。そして会社に2か月の休職届けを出したのです。そもそも「安静って何?」の問いかけに「好きなことをして過ごす」と言われましたが、3人の子どもがいる私がいて「休職?」すごく覚悟のいる選択でした。家族に全てを伝えてから私は眠りました。

すると不思議なことに気持ちがスーッと楽になったのです。しかし安定剤の副作用と思える残尿感を担当医に伝えたのですが、「それが、うつ病です」との回答で、私は納得がいかず会社の産業医に相談をしました。

これも私の体験ですが、1〜2か月程度様子をみて、自分に合わないと思ったら転院も考慮に入れるべきだと思います。私と会話もしないで「うつ病」と告げる医師も正直いらっしゃいました。現在4件目の心療内科へ通院をしております。

現在通院をしているところは最寄り駅近くで、友人からの紹介でした。他院とは違い初診時は予約制で診察予定時間は30~40分と私の話を聞いてくれます。そして薬の処方も体質に合うかどうか?とよく観察をしてくれて、時には対話の時に私を叱ることもあります。信頼をして、今では7年目の通院になっています。

リビング

3)私が思う生活で大切な予防習慣とは?

【1】特に辛かったのは「午前中」

寝起きから午前中が辛いです。現在は慣れましたが、昼食をとり仮眠をするまでが集中できませんでした。夕方から夜にかけては元気なので「会社、今の仕事内容が嫌い」と勘違いしてしまいそうですが、どうやら、これが症状の1つのようです。

私は通算で13カ月の休職をしてきました。その間、営業職から事務職、技術職と多種的に配置も変わり自分自身の視野も広がりましたが、色んなものも捨てました。当時の部下や同僚は管理職になっていきましたが、私は係長のままです。しかしながら必死で営業をしていた時には、見えなかった景色が今の私には見えます。またそれを認めてくれる妻や子ども達、家族がいます。

【2】躁うつ病の予防と習慣

寛解中の私には断言はできませんが、躁うつ病は個性だと思います。何事にも「責任感があり過ぎ」「ストイックすぎる」など、悪いことではないように思いますが、全てにおいて「いい加減」「適当」という言葉を肚に落とすことが大切であり、そんな自分の病気を治すのではなく「上手く付合う」が正解のように思います。

【3】治療中または疑いのある方へ

ストレス社会が生み出した病気のようにマスコミは扱いますが、それも間違いではないと思います。しかし病気が発症しない方も多くいることも事実です。そこで「あの人は無責任だから・・・」ではなく自分の個性と上手く付合う方法を、肩の力を抜いて深呼吸しながら日々を過ごしていったらよいのではと思います。

私の趣味は「サーフィン」と「釣り」です。以前は趣味にもストイックに取組んでいましたが、「いい波にのれたらいいな」「魚が釣れたらいいな」と気楽に思うようにして、趣味も楽しみながら症状と付き合っています。

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