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私は出産後、調子が悪くなり、病院で産後うつと診断されました。その時はひどく落ち込み、何も手につかない状態から、現在は普通の日常を取り戻すことが出来ました。

今回はその経緯をお話しして、少しでも同じ産後うつで悩む方のお力になれればと思います。

【産後うつ克服】症状を和らげる為に体験者の私が伝えたい事

<プロフィール情報>

【ニックネーム】F・Y

【年齢】37歳(女性)

【出身】福岡県

【肩書き】専業主婦

1)症状が現れたのは退院後2〜3日目

【1】産後ハイからの症状の変化

主人とは仕事の転勤先で出会い、結婚して二人暮らしでした。姉の里帰りと重なり、転勤先での主人も立ち会っての出産だったのですが、出産の翌日には産後ハイのような気分でした。両親が実家から会いに来たのですが、化粧もばっちりして、自分で新生児の入ったカートを押して個室に連れてくるくらい元気でした。

【2】退院直後のトイレの違和感

症状が表れ出したのは、退院して2~3日経った頃です。トイレをするときに違和感を感じ、痛みもあったので産婦人科に行ったところ、「膀胱炎」と診断され、母乳をストップして薬を服用するように指示を受けました。母乳をストップしている間には、あれだけ出ていた母乳が出なくなり、そこから症状が現れだしました。

2)主な症状は?何もしたくない毎日を過ごす日々・・

とにかく何もしたくなくて、一日中ごろごろとしていました。主な症状としては、

・不眠

・寝れても嫌な夢をみる

・いつも緊張している

・家事ができない(頭が働いていないので食事を作るときも何と何を合わせたら何ができるということが考えられない)

・一人で赤ちゃんと過ごすのが怖くて主人に会社に行かないでと毎日泣きついた

などでした。特につらいことは、やはり、母乳を上げられないことに対する罪悪感ときつさ、だるさで育児ができない自分が悔しくてつらかったです。

3)心療内科で「産後うつ」の診断を受ける

【1】何もする気持ちが起きなくなる辛い毎日だった

前兆としてはドキドキして緊張しているなという感じから、徐々に心臓がバクバクしているような感覚に陥り、緊張から不眠、だるい、動けないといったことでした。

【2】極度のストレスが自分を苦しめていた

原因として考えられるのは私は臨月まで正社員ではたらいており、そこで妊娠してからハラスメントを一人の人から受け続け、自分では気づいてなくても体はストレスをためていたのだと思います。

また、里帰りできなかったことでゆっくり休養することもできず、主人も朝から深夜まで仕事でしていたので「一人で全部やらないと」という追い打ちを自分自身にかけたのだと思います。

【3】心療内科で言われた「産後うつ」

自分はおかしい、と気づいているうちにとりあえず徒歩で行ける心療内科にいきました。そこで、あなたは産後うつになっているからといわれ、薬を処方されました。そして、いろいろ考えた結果、これ以上は生活が成り立たないと感じ、一か月遅れで里帰りすることになりました。

聴診器の置かれた病院のデスク

4) 総合病院を受診して様々な検査を

実家に帰ってからの病院選びは個人の心療内科ではなく、有名なうつ専門の先生がいらっしゃる「総合病院」にしました。

検査内容についてはかなり詳しく調べられました。初めに尿検査・血液検査・体温・血圧・体重測定、さらにCT・MRI・脳派・心理検査、そして最後にカウンセリングをするといった流れでした。治療については脳に異常も見当たらなかった為「薬物療法」で、気持ちを上げてくれる薬と睡眠導入剤、精神安定剤を処方されました。

5) どんな治療やリハビリが行われた?

【1】母の大きな支えとリハビリ習慣で回復に

実家に帰り、家事からも解放され、育児は母が手伝ってくれる状態で過ごすことができました。いつも誰かがそばにいてくれる安心感と薬の作用もあり、少しずつ回復に向かっていきました。

調子の良い時は病院のリハビリセンターに行き、折り紙を折ったり、パズルをしたり、アイロンビーズをしたりして、頭の回転に役立つことを行いました。もちろん今日はキツいという日もありましたので、その時はゆっくり休むことに重点を置いていました。

【2】通院頻度は週に1度

通院は1週間に一回で話を聞いてもらったり、先週よりどんなことが出来るようになったなどヒアリングをしていただき、また薬をもらうといった流れでした。

6)私生活や仕事ではどんな対応を?

【1】地元での復職を決意

産後うつは、早い方で一か月、症状の重い方で一年ほどで治るといわれていますが、私の場合、回復が遅く、職場復帰を伸ばしてもらったくらいです。それとともに今後の日常生活を考えなおし、私の会社は全国展開していることもあり、家族全員で地元に帰り、地元で復職するという選択肢をとりました。

【2】主人・家族総出のサポートがで支援してくれた

主人も私の地元で転職する形になったのですが、時間を気にしてくれ、育児に参加できるような時間帯の仕事を選んでくれました。また私の両親の近くに引っ越したことで、食事のサポートやたまに「子供を預かるから出かけてきなさい」などと言ってくれ、病院の送り迎えなど本当に家族総出でサポートしてもらいました。

【3】職場の理解とお医者さんの助言が支えてくれた

職場のメンバーには病状を伝えており、服薬しながらの復帰という点で理解があり、みな優しく親切にしてくれました。また会社が医者を雇っており、定期的なヒアリングの電話がかかってきて仕事でこんなことが不安などつたえることができ、それを上司に伝えてくれるという流れができていたため大変助かりました。

気を付けたことは、職場では完治はしていないものの、昔のように無理をするのは止めました。分からないことは「理解できません」ときちんと言うことでメンバーもゆっくり教えてくれたり、分かるまで何回も聞いたり、病気を隠さないようにしました。

失敗談としては服薬していたので食後睡魔が襲ってくるのですが、ある日休憩室で爆睡してしまい、起きたら帰る時間でした。上司が休憩室で見つけて、そのままにしてくれたようです。

7) 食事・運動・睡眠出生活習慣の改善を

【1】海藻類・納豆・キノコを積極的に摂取

徐々に自炊もできるようになり、食事では野菜を中心にを心がけ、またうつ病に良いとされている、海藻類や納豆、キノコなどを摂取し、ご飯は少なめにしています。また、お菓子はあまりよくないといことで極力避けています。

【2】子供のライフスタイルに合わせた睡眠習慣

睡眠導入剤は通院後半年で必要なくなったので、睡眠は夜から朝までしっかりとるようにしています。子供と一緒に就寝、子供と一緒に起床といった感じです。

運動は毎朝ストレッチをしています。朝に体を目覚めさせることが体にとっても良いようで調子はいいです。

入浴は面倒くさくても湯舟につかるようにしています。その際お気に入りの入浴剤を入れることで心身ともにリラックスするようにしています。

手を握っている医師と患者

8) 私にとって効果的な治療法は「定期的に話を聞いてもらうこと」

やはり「子供の成長をこの目でみていけるのは幸せでしかない」と考えれるようになってから、何でも進んでチャレンジするようになりました。新しい仕事を覚えることも、おいしい食事を作ろうとすることも、部屋を綺麗にすることも「すべて子供のため」と思えるようになるまでに一年以上かかりました。

治療方法としては私は主治医の先生をとても信頼しており、話も全て受け入れてくださり、30分は聞いてアドバイスをくださるので、それが一番の治療だなと感じています。服薬も大切ですが人に弱いところを見せるのも大切だと思いました。

9)通院内容・治療費の実情とは?

【1】通院頻度は減り先生に会いに行く事をモチベーションに頑張れている

私の場合、検査は最初だけで徐々に回復していったので、通院もいまでは一か月~6週間に1回です。先生に会いに行っているようなものです。そうすることでまた次まで頑張ろうと思えます。

治療費は私の市では精神疾患の場合、申請を出すことで1割負担になるという仕組みがあり、それを利用しているので一回1,000円もあればお釣りがくる程度です。

【2】お金の面も会社が親身にサポートをしてくれた

私の場合、会社で産休、育休の後に延期し、傷病手当をもらっていたので大変助かりました。

また何年も症状が治らない方などは「障害者年金」も申請できるので、ぜひ参考にしてみてください。私は会社復帰できたのでなんとか親の援助もあり、生活できています。

10)産後うつの経験からいま振り返って想うこと

【1】自分ひとりで抱え込まない

産後うつは「自分だけでどうにかしよう」と抱え込みがちな人がなってしまうケースが多いですが、決して一人ではないと考え、甘えるところは人に甘えてください。

そして、永遠と続く長い道のりのように感じたり「このまま私はどうなるんだろう」と落ち込むことが大半ですが、日にちとともに徐々にできることが、何か一つでも増えたらそれで良いと思ってください。寝ることが仕事と思って一日中ごろごろしていてもいいのです。子供も親も徐々に成長していきます。子を思う愛情があればきっと前進できると思います。ゆったりとした心構えで過ごしてみてくださいね。

【2】いつまでも続く長い道のりではない

産後うつは10人に一人が発症すると言われている身近な病です。初めは死にたいくらい落ち込み、絶望感を味わいますが、きちんと通院することや、家族の支え、頑張りすぎないこと、ゆったりと構えることで徐々に頭も回復してきて、いつまでも続く長い道のりではありません。

何も考えれないときは何も考えないようにしてみましょう。終わりは来る、そう思ってゆったりと体を休ませることもとても重要なことです。

・まとめ

【1】産後はなるべくゆっくりできる環境を整えておきましょう

【2】一人で何でもしないといけないと思い込まないようにしましょう

【3】病院選びは慎重に。検査ができる総合病院の精神科が最初は安心です

【4】仕事復帰は焦らないで気長に構えましょう

【5】結果的に迷惑をかけてしまうのであれば頼れる人はいくらでも頼りましょう

【6】いつまでも続く長い道のりでは決してないという心構えを持ちましょう

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