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私はスポーツ好きで、健康的な14歳の女の子でした。ところがある日、原因不明の激しい腹痛に6ヶ月近く悩まされ何件もの病院を回り検査をする日々。卵巣嚢腫と判明した頃には緊急手術をすることになり、本当に不安で辛い体験をしました。

<プロフィール>

【ペンネーム】ゆり

【年齢(性別)】38歳(女)

【発症年齢】14歳

【出身】茨城県

【職業】在宅ワーク

1)卵巣嚢腫とは?当時の私は中学生

【1】当時の生活

両親と2つ下の妹、祖父母と一緒に暮らす、勉強を頑張り、スポーツに熱中する普通の中学生でした。昼間は勉強をして、夕方はテニスや柔道で汗を流すという中学生らしい健康的な生活を送っていました。

【2】考えられる病気の原因は?

卵巣嚢腫になる原因はよくわかっていないようです。生活習慣や食生活ともあまり関連が見られず、そのため予防も難しいですし、自覚症状も最初の頃はほとんどないので、発見も難しいようです。「嚢腫」は袋という意味で、卵巣に袋ができて中に液体がたまったものが卵巣嚢腫です。

嚢腫の大きさが大きくなると、その重みで卵巣がねじれて、激痛に襲われます。私の激痛の原因も卵巣がねじれたためだったようです。そして驚いたことに、その嚢腫の中には毛髪が見つかりました。卵巣の中の原始細胞が勝手に増殖してしまったのが、原因だったようですが後で写真を見せられた時、ゾッとしました。

2)症状はどう進行していった?

【1】症状の前兆症状

生理痛のような下痢の時ような、下腹部の軽い痛みから始まりました。最初はお腹でもこわしたのかな?くらいの気持ちで、気にしてはいなかったです。家に置いてある薬箱の中の、腹痛用の薬を飲んで様子を見ていました。

【2】私の場合の症状

最初は気にならない程度の腹痛だったのですが、日を追うごとにその腹痛がひどくなっていきました。痛むのは最初は時々だったのですが、その間隔もだんだん短くなってきて頻繁に転げ回るほどの痛みに苦しみだすのです。

【3】発症当時対応

最初は腹痛用の薬を飲んでいましたが、そんなものでは耐えられない痛みを感じるようになり、これはただ事ではないと感じるようになりました。そこで産婦人科を受診するのですが、原因が分からず、あちこちの病院を回るようになります。

3)6ヶ月間苦しんだ病名が分かるまで

【1】病院選び

原因がわかるまで産婦人科や内科など自宅近辺の病院を、親と手当たり次第に回りました。そこで子供の頃からお世話になっていた、隣町の病院の女性の先生に診てもらい病名がやっとわかりました。病名がわかるまで6ヶ月間苦しみました。

【2】エコー検査と触診

産婦人科でのエコー検査は初めてだったため、下着を脱いで内診台に上がるのが、非常に恥ずかしくて苦痛でした。また膣の中に機械を入れられるので、痛かったです。14歳の女の子には大変酷な検査でした。

4)手術体験

【1】手術内容と術前・術後の過ごし方

病名がわかった頃には嚢腫は大きくなっていてねじれてしまい、激痛に耐えられなくなって「痛いよ!助けて!」と私は泣き叫んでいました。ものすごい激痛で生まれて初めての手術体験でしたが、嫌だなんて言っている場合ではありませんでした。救急車で大きな病院へ向かい緊急手術を受けました。

開腹手術でおへその下あたりを10cmほど切りました。私の場合、卵巣全摘出はせず悪い部分だけは取り除いてまたもとに戻したようで、のちに妊娠することもできました。

【2】2週間の入院の体験談

2週間ほど入院したのですが、初めての手術でしたのでお腹を切った後動くということが最初は怖かったです。ちょっとしたはずみで、お腹の傷に痛みが走るのが嫌でした。寝返りを打つのもベッドを降りるのも慎重にゆっくり行っていました。手術して数日経ってから抜糸があったのですが、ベッドの手すりをぎゅーっと握って、痛みに耐えた記憶があります。

また毎日続く点滴も苦痛でした。点滴が漏れて腕が腫れたことがあり、なるべく動かないようにしているといつも天井を見ているしかなくて、活発だった私には非常に退屈な日々でした。手術後の経過は良く、通院も数回で終わったと思います。若かったので体力の回復も早かったように感じました。

【3】治療・予後期間中での注意すべきこと

やっと退院できて家に帰って、すぐ「運動したいなあ。」と考えていたのですが通っていた柔道教室の先生に止められました。「傷が癒着するまでは、運動はだめだよ!」と怒られました。当たり前のことですが、手術後は安静にしていなければいけません。怒られてからは、私はウォーキングなどの軽い運動から始めてウォーキングから今度は軽いジョギングへというように少しずつ運動していき、数ヶ月かけてもとの生活に戻していきました。やはり無理は禁物ですね。

5)闘病生活を経て感じたこと

【1】病気の発症から24年

わずか14歳にして悪夢のような激痛に耐え、人生初の開腹手術を経験しいつまた同じような症状が出るのか、軽い腹痛が起こるたびに不安でした。しかし、再発することも無く37歳の時には妊娠・出産も経験しました。

【2】闘病生活を振り返って

腹痛の原因がわからず6ヶ月間苦しみましたが、私の病気を発見してくれた女性の先生は、命の恩人です。その先生はその後交通事故で亡くなられたそうで、きちんとお礼を言えなかったのが心残りですが、本当に感謝していますし、とても優秀な素晴らしい先生だったと思います。また入院している時、何気ない日常生活を送れることはすごく幸せなことなんだなと思いました。健康な体で生活を送れるということだけでも、すごく恵まれていることなのだと病気をしてみて気付きました。

【3】治療に励んでいる方へ

卵巣嚢腫というのはひどくなるまで症状がわかりにくく、見つかりにくい病気なのかもしれませんが、私のようにひどい目に合わぬよう、定期的な健診をおすすめします。婦人科というと恥ずかしさがあったり、検査が痛かったりする場合もありますが、定期的に健診を受けたりして、異常が見つかったら早期に治療することをおすすめします。

まとめ

【1】とにかく早期発見、早期治療を目指す

【2】婦人科へ行く恥ずかしさや恐怖心は捨てる

【3】手術後は無理は禁物!

【4】再発することもあるようなので注意する

【5】私は14歳でこの病気になりました、若くても油断は禁物です

【6】原因不明の腹痛に悩まされているのなら、諦めずに原因を見つける

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