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2017年7月、愛犬の壮絶介護を経て、安楽死選択の元 逝ってしまったわが子。それが最終的な引き金で、更年期障害を発症しました。5ヶ月に渡る、私の更年期障害の症状から治療までを、ありのまま体験談としてお伝えします。

<プロフィール>

【ペンネーム】A・Y

【発症年齢】47(女性)

【治療期間】5ヶ月

【出身】福岡県

【職業】自営業

1)「更年期障害」とは?当時の状況と病気の原因とは?

【1】悲しい決断

数年前から、家族一体で行ってきた「下半身麻痺」で、車いす生活を送っていた愛犬の容体が徐々に悪くなり、そんな姿を見て「最期は苦しまない様に」と、当初から安楽死の打診が夫からありました。家族みな猛反対でしたが、1番介護を頑張った夫の意向に意見出来ずに、とうとうその時がやってきました。

夫が苦渋の決断で安楽死を選択、安楽死予定日までの5日半・・今まで人生歩んできて、こんなに悲しい経験あっただろうかと思うほど、看取るまでの数日と看取った後の数か月間・・家族で泣いて暮らしていました。愛犬が身をもって教えてくれた【命の尊さ】の教えを胸に刻み込みながら、亡き愛犬を想う日々でした。

【2】寝不足と飲酒癖

自営業の朝はとにかく早いのです。毎朝4時45分起床。家族の朝食準備に自身の身支度、営業の準備、その合間に亡き愛犬の日に7回は行うトイレ介助、正直、体が休まる暇もありませんでしたし、精神的にもピークに差し掛かっていました。容赦なく押し寄せてくる家族の問題にも心がパニックに・・次第にお酒に逃げる自分がいたのです。

【3】柔軟に気持ちのリセットが出来なかった

そもそも私自身、物事を深く考え、受け止める傾向の人間でした。考えても仕方がないことを、うじうじ抱え込む傾向にありました。先走ってどうにもならないことを思う自分のことが、小さい頃から嫌でたまりませんでした。

あれこれ思い悩む傾向は、当然今でも続いております。更年期障害・・今までさんざん見聞きし身の回りの男女問わず逆に相談されていた立場の私でしたが、まさかその当事者になるなんて考えもしませんでした。

2)私の更年期障害での主な症状

【1】 焦り

家庭内の環境で、おのずと睡眠不足から免れることはなく毎日がだるくて、突然襲って来る「猛烈な睡魔」に「脱力感」。日に日に思考回路が麻痺していくような、そんな感覚に焦りと苛立ちが日に日に増してきました。「物忘れ」もひどく、集中することが困難になってきた気もしました。ひょっとしたら私って「若年性痴呆症なのかな?」と勘違いするほどまで、頭の中は混乱しました。

【2】 不定愁訴と月経異常

そもそも女性は月経前の不調としまして いわゆるPMS(月経前症候群)の症状にて、月経前3日~10日の間、精神的もしくは身体的症状があることが多いですよね。月経が始まるとともに、増減・消失を経験する女性は私に限らず、他にたくさんいらっしゃるかと思います。勿論、そうじゃない女性もいらっしゃいますが、私の場合は特に激しい傾向にありました。

これは過去の話になりますが、当時私が当時35歳の頃。たしか暑い夏真っ盛りでした。突如、不正出血で2週間血が止まらなくて産科を受診したら 「PMS」さらに「子宮腺筋症」とダブルで診断されました。

余談ですが、これは第一子を身ごもる前の話になります。なかなか出来なかった私にやっとの想いで尊い命を授かった時の話です。妊娠かも?って妊娠検査薬が+反応にて希望を胸に病院へ行きました。

しかし一軒目の病院では、冷めたように「チョコレート嚢胞」ですね。と言われ、今は妊娠無と簡単に告げられたのです。それでも諦めきれない私たちは2軒目の医院訪問で・・・なんとか「ご懐妊ですよ」という言葉を期待し、先生にあれこれ説明していたら先生が「患者はあなただけじゃないんだよ」という言葉を投げかけられ、唖然としていた私でしたが、検査の結果、妊娠が分かり、どんなに涙が出るほど喜んだものか計り知れない想いで胸いっぱいでした。

半面、病院の怠慢に怒りの感情も湧きました。それでも身をゆだねるしか出来ない患者は、ぐっと我慢するしかなかったのです。悔しい反面、自覚のないまま、実は不妊症体質というのが分かった結果事体は、相当ショックでとても落ち込みました。

幸い心優しい当時の産科婦長さんがお声かけ下さり、ジッと私の目を見つめ、「この命大事になさいよ」って手を握られて励まされたことを今でも覚えてます。このように、お人の優しさに触れながら、様々な経験を繰り返しつつ、目まぐるしい時を過ごしながら加齢とともに次第に体にも疲れが出始めました。子育てに、仕事に追われる日々に、自身のメンテナンスも出来ぬまま、愛犬の切ない死をきっかけとし、壮絶な悲しみから精神不安定になりました。

亡くなったその月に生理予定じゃないのに早々と出血、今までに経験のなかった月に3度の生理の症状がきてしまったのです。それは焦りましたし、慌てました。それからは、より心身ともに落ちていった私でありました。

医者とナースの会話風景

【3】 更年期障害への治療開始

私の居住地に有名な漢方の名医の先生がいらっしゃいます。そちらで元々、花粉症でかかっていた病院でしたが元々は婦人科なので夫に「先生に相談してきたら」と促され、もしもガンだと言われたらどうしよう・・と怯えながら恐る恐る受診しました。

医院到着後、看護師さんの丁寧なカウンセリングで、安心しながら診察スタート。脈拍を見つつ、ツボを指圧しながら、痛さを確認され、もちろん「痛いです」と答えました。先生は即・・・「あなたとにかく体冷たいね」その一言が返ってきました。

心当たりはいっぱいです。情緒不安定から止められなかったビール。最悪です。冷たい飲み物は絶対ダメよ!と常に厳しく患者さんを指導してる先生です。さすがに先生にはそれは言えずに、淡々と診察が進んでいきました。

東洋医学はまずは証を見つけ、そこから導き出された証拠に基つき、治療方針を決めます。先生は私に長期的な漢方療法をすすめて下さいました。「良薬口に苦しだからね!」と励ましのお言葉を頂き、まずは癌ではなく、このしつこい不正出血も明らかに更年期からということがわかり、安堵感いっぱいにて私の更年期治療計画がスタートしました。

3)漢方医院で実際に行われた検査・治療方法とは?

【1】通院されていた患者さんからの口コミと他の評判

花粉症がひどくなった際に、人伝にて良い評判を伺っていたので、病院選びに困ることはありませんでした。副作用の少ない部分に着目し、長期服用可能という観点からも漢方というものに非常に魅力を感じておりました。

人の評判というのは確かなもので 「成果・結果」が見られたからこそ、自分以外の苦しんでいる方にもおススメ出来るのですよね。教えて下さった方がいらっしゃらなければ、この病院に、この先生に出会うことはたぶん無かったでしょうから感謝ですよね。

来院の際はまずはお問い合わせをし、忙しい時間帯などを尋ねたうえで、込み合ってないゆとりのある時間帯選びが先生と密にしっかり対話ができます。時間をいただける方が、患者さんとしての気持ちも伝えやすいのではないかと思います。

【2】 四診断が基本

漢方医学の診察は、「望診(ぼうしん)」「聞診(ぶんしん)」「問診(もんしん)」「切診(せっしん)」という4種類の方法を用いた「四診(ししん)」と呼ばれる診察法で行われます。いずれも、患者さんの「証」を診断するものですが、西洋医学のような検査中心の診断とは異なり、患者さんの様子を観察することでその証を見極めていきます。

(1)望診:顔色・姿勢・体格・栄養状態・肌艶・顔つき

(2)聞診:声のはり・咳・呼吸音・体臭口臭の有無

(3)問診   

身体症状:便通 トイレの回数 睡眠状態 食欲 頭痛の有無 抜け毛 耳鳴り 耳垂れ 身体のコリ 冷え

精神症状:イライラ感

水滞症状:頭痛・エネルギー不足・目眩・立ち眩み・ふけ・抜け毛

(4)切診:脈を診る・腹部を診る・舌を診る(舌体・舌苔)

さらに「腹診(腹部筋肉の緊張度合い・弾力性・動悸・圧痛の有無)」を確認するケースもあります。

医者のデスク

【3】漢方処方    

症状は多岐に渡るので、私自身としてはどんな漢方がしっくりくるのか、ネットで調べてあれこれ考えていたものの、やはり専門医の先生の受診に尽きますよね。とにかく私は猛烈な「冷え体質」、まずはそこを改善して行かないことには、全体的な症状の緩和にはつながらないという事でした。処方していただいたものは、

(1)ツムラ:当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)

(2)ツムラ:防風通聖散エキス顆粒(医療用)

上記の漢方処方となりました。これが冷え性でむくみ体質で体に緊張感がある私に、最適の漢方薬ということでした。思ったより飲みやすく苦痛感は一切ありませんでしたよね。

【4】継続して真面目に毎日きちんと漢方服用

ただでさえ集中力に欠けている私にとって、毎日決まったようにお薬を服用すること。これ自体が億劫で仕方がなかったのですが、家族からもしっかり監視され、愛情という厳しさの下「コツコツ服用すること」を続けていきました。

あれ?という微妙に変化を感じたのは一か月目になるかならないあたりからでした。「肩コリが楽になってきた?」その感触をグッと実感することとなりました。市販の肩こり薬をせっせと買って、悪い悪いと思いながら、止められなかった日々だった私。漢方のお陰で手放すことができました。「継続は力なり」まさに身をもって体感することとなりました。

徐々にパンパンに浮腫んでいた脚にも効果が表れ、夕方になるとあれだけズキズキ疼いていた、私の大根脚も、やっと普通サイズの足の太さへと変化していくのでありました。心身状態も、ネガティブなことを考えなくなってきたと言いますか、それまでは毎日がPMSに悩まされていたような日々だったけれど、今では心身ともに落ち着いてきた印象です。

あんなに気怠くて不安定で、欝じゃないだろうかと思いうほど喪失感の塊でしたが、現在は明るく、前向きに進もうとする私がいます。

色々な背景はありますが、ワンちゃんの死が決定的だった更年期発症。しかし考えてみれば、私自身もメンテナンスしないといけない年齢に来ていたので、きっとワンちゃんが「ママ、もっと体を大事にね」と言う メッセージを残していってくれたのだなって、思うようになってきた今日この頃なのです。

4)通院内容とは?医師から特に言われたこと

【1】異変毎に必ず先生に相談

「最低でも3か月間は服用しなければ効果は感じられないか、ら気長く焦らずに治療していきましょう」という助言の下、定期的に通院しています。毎月1回、看護師さんの丁寧な問診から始まり、その問診票をもとに、さらに先生が四診を行ってくださって、患者の体調に合わせた漢方を処方してくださいます。

「調子いいから もう通院止めようかな?」なんて思うようなことがあれば最悪です。自分の体の状態をしっかり認め、先生を信じ、指示に従う事、これがなんと言っても 自分自身が楽になる早道なのだと実感しています。疑い深くなるのは仕方いないですが、いろいろ試して結果が変わらないのであれば、「3ヶ月」などと決めて、あとは信じて受診してみることです。

【2】冷たいものはNG

このことは毎回、通院する度に行って聞かせられる重要事項です。体が冷えると「血の巡り」が悪くなります。人体は常に血液が巡っています。血液は巡りながら全身に酸素や栄養を供給してます。体の代謝によって熱が生成され、その熱が血液の循環により、体は温まり 老廃物を排出されています。

体は一生懸命 血液を運ぼうとしているところに 一気に冷たいもの体に流したら 血管が収縮して体が冷えてしまいますよね。血の巡りが低下し、生命活動が滞ることになるのです。結果、「体が冷える」「足先が冷たくて寝られない」、なんて不調がやってくるのです。

まずは「お腹を冷さない」これが鉄則です。「肩がこる」「風邪をひきやすい」「とにかく疲れがとれない」、少しでも心当たりある方は 体が冷え切ってしまって体がSOSサイン出していると理解したいですね。

【3】ビールは一切禁止

私は先生からの厳しい助言を優しさと捉え、「自分の為」と言い聞かせながら、更年期発覚前から飲んでいた、冷たい水やビールは奮起してカットしました。水は人肌に温め、もしもお酒がほしいなと思った時は、「焼酎をお湯割り」でいただくことにしました。

無理にお酒を止めようとして、ストレスを抱えるより、安眠効果のある、「少量の温かい焼酎」なら大丈夫とのことなので、遠慮なくそのようにしました。うまくストレスを回避できるよう工夫も大事ですからね。

【4】マイナスな話題はNG

自分の体と心がついていかなかった当初は、あれこれとネガティブな話を探してみたり、自分の人生は今後どうなっちゃうんだろうと占い見たりと、とにかくマイナス思考に陥ることはあえて避けました。明るい話題に触れ、日々大いに笑うこと、これを少しずつ意識してみました。

【5】あえて自分と正反対の人と関わる

自分と似通った性格を持つ人と話すことで 折角、いい感じで+思考が浸透してきたのに、それが崩れてしまうことだってあるんです。良い意味で刺激もらえそうな人との対話は必須だなと実感しています。

リビングにいる夫婦

5)家での生活の過ごし方とは?

【1】心の内をさらけ出す

私のことを1番知ってくれている家族に、苦しい時はなんでも打ち明けました。夫婦二人で自営ですので、しんどいかなと思った時は夫から時間の空いた時は、「少しでも横になるよう」よく促されています。

【2】生活習慣の見直し徹底

まずはこの更年期に向き合うには「考えを前向きにする」こと。何事も悲観的にならない気持ちの上での、習慣も同時に心掛けるようにしています。

(1)ビタミンE・ビタミンC・ビタミンB1・B12・亜鉛・タンパク質・大豆製品をバランスよく摂取

(2)しっかりと睡眠時間確保できるのが望ましい

(3)ゆったり入浴で副交感神経の活性化をはかる

(4)有酸素運動を積極的に取り込む(体力維持・酸素利用率の増進・脂肪代謝促進)

【3】検査・通院・治療費のお金の実情

現在治療中ですが、検査自体も全く苦痛がなく、通院も月一です。医療代も保険適用なので、診察込みで3000円弱の支払いで決してお高い額じゃないですよね。

6)闘病生活を経て感じていること

【1】安らぎを取り戻せている

最初はどうなることかと思いましたが、「漢方」という副作用の少ないお薬で安心して治療に専念出来ています。

【2】決して一人で抱え込まない

更年期障害を自覚してからは、大きな決断は一人では行わないことを決めました。

【3】希望

女性なら誰もが1度は通る道、辛いと思った時、何か変だと感じたときは、迷わず専門の病院へ行かれてください。自分に合った治療法が必ずあります。信頼できる専門医は必ずいらっしゃいます。希望を捨てずに、でも疲れたときは「きついよ」って家族に正直に話す勇気をどうぞ持たれてください。その先に必ず「光」がありますから。

まとめ

【1】つらいときは素直にその辛さをつたえよう

【2】決断は一人で行わない

【3】少しでも不正出血があれば必ず受信する

【4】体を冷やす過度な冷たいものは摂取しない

【5】適度なウオーキングなどの有酸素運動を習慣化する

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