早めの泌尿器受診を!膀胱がん発症から検査と手術までの記録

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40代の私が体験したのは、旅行先での突然の宣告。最初は赤い血が混ざった尿から異変が始まりました。膀胱がんの前兆や症状はどのようなものか。そしてどのような検査、手術が行われ、治療を行って行ったのか、私のありのままの体験談をお伝えします。

<プロフィール情報>

【ニックネーム】石峰

【年齢】49歳(男)

【発症年齢】46歳

【出身】神奈川県

【職業】団体職員

1)えっ?まさか40代で膀胱がんが発覚?

6年前、私は7時間のフライト終え、タイのバンコクのホテルのたどり着いた。チェックインをしたのは深夜近くだった。部屋に入り最初にしたのは「小便」だった。その時、尿の最後に微量だが赤いモノが混じっていた。「ん?」とは思ったのだが、6時間もフライトしたので疲れか?と思いその日は就寝した。

翌朝「小便」をした時のは「血?」は混じってなかったので安心んした。しかしその後、1ヶ月に1回ぐらい血尿らしきモノを見た。しかし、痛みや違和感は全くなかった。約1年その状態を放置したが、4年前の1月に大量の血尿をして、総合病院の泌尿器科に受診した。

総合病院

2)初診から手術までは?

【1】初診は問診と尿検査

毎回、血液が混じる事かないので(その理由は膀胱内のガンができた場所によって出血がある時とない時に分かれる)検査の時は出血がなかった。医師は「問題ないよ。血尿は見受けられない」と、私が「確かに、赤いものが 出る」と言うと医師は「じゃ~エコーでも撮る?来週いつこれる?」と私が曜日を指定すると医師は担当は自分でなくなると、私に告げた。エコー検査をして、 その日は帰宅した。

1週間後の受診で医師が代わり30代の先生になった。診察室に呼ばれて医師から「ガンができてますね。早急に手術しましょう」と言われた時は非常にショックだった。46歳で癌?と正直愕然と思った。

【2】検査の流れは?最後に待つは膀胱鏡検査とは?

エコー検査で癌がある事が分かったら次はCT検査である。造影剤撮影です。この検査で膀胱の鮮明な画像がわかります。造影剤が点滴で体内に注入されるのって何とも言えない感じですね。次がMRAですね。この二つの検査は同じ日にはできないみたいでした。

後日、膀胱鏡検査(内視鏡)が行われた。この膀胱鏡検査とは、男性器先端から直径約1センチで長さが50センチぐらいの内視鏡カメラを入れる事です。先端部から尿道を通り前立腺を越えると膀胱です(おしっこを貯めておく所ですね)。先端と尿道をカメラが通る時は違和感はあります(ゼリー状の麻酔を先に挿入されます)。しかし、前立腺を通る瞬間は痛いのなんのって感じでした。

不思議な事に挿入する時は激痛なのに抜く時はあまり痛みはありませんでした。検査後2日ぐらいはおしっこをするたびに痛みが走りました。膀胱鏡検査は自分自身もモニターで確認する事が出来、医師が「ここに癌がありますね。 直径1センチ、高さ1センチぐらいの癌があり周りにも数十のそれより小さい癌がありました。表在性膀胱がん、ステージT1と言うそうです。

【3】いよいよ手術。「経尿道的膀胱腫瘍切除術」TUR-BTとは?

術前検査(血液検査、身長、体重、肺活量)なども済みいよいよ手術の日です。午後2時の予定で実 は膀胱がんの手術って局部麻酔が多いそうで、手術時間も長くて1時間30分ぐらいだそうです。しかし、私は以前腰の手術をしていて腰椎の4番5番にチタンプレートが入っているので、全身麻酔って事になりました。看護師さんが点滴の準備をし「石峰さん、麻酔入りますよ。5数えてください1、2、3…」で意識が遠のいて行きました。

「石峰さん、手術終わりましたよ。これから病室に行きます。寒くないですか?」「えっ⁉︎もう?」と思った瞬間に尿意を感じた。と言うより、おしっこ我慢できないって感じに襲われました。それを看護師さんに伝えると「我慢してください。大丈夫ですから?」よく考えれば尿意がある訳がない、おしっこがしたい訳がない!なぜならカテーテルが入っているからだ。ではこの尿意はなんだ?しばらくすると執刀医が現れて説明を始めてくれました。

直径約1センチのチューブがあり、それが男性器の先端から膀胱の中まで入っていて、そのチューブの中に電子メス、鉗子、カメラが入っていて各々チューブから抜き取る事ができるそうです。執刀医が「今、尿意があるのは術後で膀胱を膨らませておかなければならないので、バルーンが入ってます。苦しいのなら小さくしますね」と言い、チューブに付いてる器具に注射器を刺し何かを抜いていました。そうしたら急に尿意が収まり楽になりました。術後3時間ぐらいしたら看護師さんが、腹部に聴診器をあて「夕飯食べれますからね」と言ってました。

その頃になってからカテーテルから排出される尿の色が真っ赤になり出したのを看護師が発見して「先生、ちょっとお願いします」と、「なんだろう?なんかまずい事に?」と思っていたら。担当医が「環流しないとダメだな!石峰さんの環流の準備して」と看護師に指示をだし、私に担当医は「膀胱内のガンを取り除いた部分がカサブタが出来るんだけど、それが剥がれちゃったみたいでね。これはよくある事だから大丈夫です。点滴を流し続けて血液が変な固まり方をしまいようにするのが、環流です」と説明してくれました。

3)術後に待ち受ける痛みと退院後

【1】術後から退院まで!意外に辛かったあの現象

通常なら術後5日~7日で退院しますが私は土日が含まれたので7日間入院しました。環流の結果、尿の色は普通の色に戻り(出血が止まった)術後3日目にはチューブが外されました。ここからは自力で水分補給をして自力で排尿しなければなりませんが、その前に伝えたい事があります。

それはチューブが入っている時の「朝勃ち」です。普通にしていれば、痛くはないのですが、勃起すると(朝勃ち)前立腺に触れるからなのかはわかりませんが、「痛い」朝必ず来る痛みでした。話を戻しますが、術後3日目からは排尿量を記録するらしく、多めに水分を摂取し、満タンになったらおしっこを計量袋に入れるそうで、尿意がマックスになって排尿すると約300CC~400CCぐらいだったのを覚えてます。それを繰り返しいよいよ退院です。

【2】術後2ヶ月から始まる抗がん剤ではなくBCGとは?

退院の際に担当医から「2か月ぐらいしたらBCGを始めます」と言われ、私は「はい、わかりました。先生、BCGってなんですか?」担当医は「BCGとは結核菌です。無毒化してありますがね。それを男性器から注入して約1時間から2時間、おしっこを我慢してもらいます。それはBCGが膀胱の内側を化学的がん細胞を焼くと言うイメージでいてください。膀胱癌の手術治療ではここが辛いところだと言います。開始したら週1回のペースで行います。6回から8回行います。」

私はある意味目の前 が真っ暗になった。そして、遂にBCG治療が始まった。この頃になると男性器の先からカテーテルが入ってもさほど痛くはなかった。そりゃ直径1センチぐらいのモノが入りっぱなしだったんだからと思いました。1週目、2週目、特に痛みや違和感はなく過ぎました。自分でも「楽勝感」が漂っていましたが、3週目、遂に嵐がやって来ました。

3週目の治療後、2時間排尿を我慢しトイレへ行くとおしっこが 熱い(イメージ)尿道を通るおしっこが熱湯(イメージ)。その後、おしっこをするたびに灼熱感と例えられない痛みに襲われました。ピークは治療日の夕方から夜って感じでした。

4週目、担当医に告げたら「効果が出てきましたね。辛いですか?頑張ってください」とだけでした。4週目の治療が終わり帰宅して夕方までに「嵐」は到来しピークが去った頃におしっこをしたらなんと、膿が出たのは驚いた。

5週目その膿の事を担当医に告げたら「だいぶ辛くなってきましたね。でも6回はやらないとダメなんですよ。今週はインターバルを取り、来週からまた頑張りましょう」と怒涛の5週目が過ぎ、遂に最後の6週目、

6週目のBCGが終わった時をある種の達成感がありました。不思議なのは終わってしまうと回復が早いと思いました。次の週には何も感じなくなっていました。

4)痛みのない血尿には要注意!早めの泌尿科受診を

統計的に膀胱癌の罹患者の60%以上は男性だそうです。年代的には60代以上が多いそうです。私が手術をしたのが46歳の時、おそらく数年前には癌は膀胱内にあったと思われます。先にも述べましたが、告知された時は非常にショックでした。40代での発病は多くはないので、2~3日は不安で涙が出ました。しかし、実際に手術を受けて思ったのは今の医学の進歩は凄いです。 

それは早期発見ならリスクも低いからです。膀胱癌は食事の制限はありませんでした。術後から3年間は膀胱鏡検査が3ヶ月ごとで4年を過ぎると6ヶ月ごとになりました。これにも慣れ?があり、痛みも少なくなりと言うよりカメラが前立腺を通過する時に「キーン」と痛むだけで、ごく日常的な事になりました。

膀胱鏡検査の後は必ず「抗菌薬」が処方されて飲んでます。感染予防の為です。膀胱癌は再発率が60%と言われてますが、現在、術後4年が経ちましたが、再発はありません。よく「癌家系」みたいな話も聞きますが、私の近親者は癌の人はいませんね。それと「タバコはやめましょう」と医師に言われたのですが、人生でほとんど吸ってないのですね。変な話ですがなる時はなるのでは?ただ、これだけは言いたいのですが、病院から足を遠のけてはいけません。放置すると悪化し膀胱全適出や転移する事になったら大変です。 

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