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身体のどこに出来てもおかしくない粉瘤。(別名:アテローム)2017年1月、急に炎症を起こし、完治のため手術を受けました。手術に至るまでの対症療法。そして手術の必要性。実はとても多い疾患です。この記事が早期発見に繋がればと思います。

<プロフィール>

【ペンネーム】くろぺちーの

【年齢(性別)】28歳(女性)

【発症年齢】27歳

【出身】茨城県

【職業】フリーター

1)粉瘤(アテローム)とは?粉瘤の原因

【1】粉瘤とは?

別名アテロームと呼ばれ、皮膚科では診察する機会がとても多い疾患だそうです。「脂肪の塊」と勘違いする方も多いですが、粉瘤とは皮膚の下に袋状のものができ、角質(垢)や皮脂が袋の中に溜まってしまう病気です。なぜ袋状のものが形成されてしまうのかは原因が分かっていないと聞きました。

そして、垢や皮脂が溜まるからと言ってもそれは不潔だった訳ではありません。場所にもよりますが、ボディーシャンプーの流し残しという可能性にあるのです。粉瘤かも、と気付けたなら『不潔と思われるかも』という不安にどうにか打ち勝って病院へ行きましょう!粉瘤は良性の腫瘍ですが放置しておくと大変な事になってしまうのです。

【2】当時の状況や食生活

私は当時の1年前に一人暮らしを始めたばかりでした。実家に住んでいる時とは違い食事に気を遣えなくなり白米+納豆がほとんどで野菜などはほとんど摂っていませんでした。そして発症当時は丁度就活中で精神的にストレスまみれな毎日でした。

2)初期症状&症状の進行具合

【1】最初の症状

私の場合は運の悪い事にとても恥ずかしい場所にできてしまいました。おしりの割れ目の始まりの部分です。ちょっと分かりにくいですかね?肛門の10㎝程上で腰とおしり境界部分あたりだと思ってください。まず箇所に硬いしこりのようなものが出来ました。最初はとても小さく「ニキビかな?」と思って放置していました。

が、そのしこりは日に日に大きくなりました。それでも私は病院へ行きませんでした。場所が場所なだけに恥ずかしさもあり、就活中だったので少しでもお金を節約したかったからです。

【2】徐々に悪化していく症状

しかし次の日にはしこり周辺が腫れあがり、熱をもっていました。そして何より痛いのです!もちろん仰向けに横になる事はまずできません。すぐに病院へ向かいましたがいつもは気にならない車の揺れも全てしこりを刺激し激痛に耐えながら運転しました。

説明をしている医師

3)粉瘤にはどんな治療が?病院で行われた対症療法

【1】地元で近くの総合病院へ行きました。

私が行った日は皮膚科はやっていなかったので受付の方に相談すると形成外科を勧められました。今整形外科は完全予約制が多いですが、今回は〔形成外科〕だったので診察を受ける事が出来ました。ただ予約していないので待ち時間は2時間程ありました。その時間も座っている痛みでつらかったです。

【2】診察

名前が呼ばれ診察室に入ると女性の先生でホッとしました。場所が場所だけに同性の方が安心出来ました。患部を見た先生は「とりあえず膿を出さないとね」と処置が始まりました。まず患部に麻酔を注射。まるで熱湯を注入されているような激痛でした。

腫れている、又は膿のたまっている箇所に麻酔を注入すると、余計に腫れが大きくなるため通常より麻酔が痛いのだそうです。そして患部に炎症が起きていると患部の血流が多く、麻酔が血液から全身に流れ出てしまうため麻酔が効きにくいのです。

【3】対症療法

それから2㎝程切開し先生が手で何度も患部を押し中の膿を出しました。この時の痛みは表わすのがとても難しいです。とにかく歯を食いしばって激痛に耐えました。膿を出し終わった後中を洗浄して下さり(これもまた水がしみて激痛です)厚っこいガーゼを貼って頂きました。切開した部位の止血のためでもあるのでかなり圧迫気味にガーゼを貼っていました。

この日は抗生剤をもらい帰宅しました。もちろん帰宅中も車の振動が痛すぎてかなりゆっくり運転しました。3日程経つと炎症していたのが嘘のように腫れも痛みも治まり日常生活には何も支障はありませんでした。しかしその後も1か月程のサイクルで炎症が再発し、先生から完治のために手術を勧められました。いくら膿を出しても皮膚の下の袋状のものを摘出しないと再発の可能性があるためです。

私は2月に派遣社員として働いていたのでこれから何度も炎症を起こし、その度に休むより完治させて欠勤せずに働きたいと思い、4月7日に炎症していませんでしたが手術の相談をしにまた病院へ行きました。まず炎症が起きていないか確認され手術日が5月10日に決まりました。5月10日まで炎症が起きないように抗生剤を処方されました。

4)粉瘤への手術内容の体験談

【1】手術前検査

4月28日、手術前の検査を受けました。内容は血液検査・腹部レントゲン・心電図です。全身麻酔ではないので呼吸器の検査はしませんでした。先生に口酸っぱく言われたのはとにかく炎症が起きないように風邪等引かないようにすることです。私は免疫力を高めるため野菜もよく摂るようにし、シャワーではなくバスタブに浸かり身体を温めるように気を付けていました。

【2】手術

5月10日ついに手術日です。『処置でもあんなに痛かったのに一体どれだけ痛いのだろう』と不安だったので、弟に付き添いを頼みました。更衣室で手術服に着替え手術用のベッドにうつ伏せになりました。看護師さんが気を利かせてクッションを用意してくれていたのでクッションに上半身を預け、とても楽な姿勢でした。

血圧計や心電図を装着していよいよです。患部に麻酔を打たれたのですが処置に比べると全くと言っていい程痛みはありませんでした。それから切開し袋を摘出。そして縫合、消毒してガーゼを貼ってもらい手術は終了しました。術中は処置と比べ全く痛みはありませんでした。『炎症してないだけでこんなにも痛くないのか』とちょっと拍子抜けしたくらいです。

日帰り手術だったので強い痛み止めを処方していただきその日は弟に家まで送ってもらい帰宅しました。麻酔が切れるとかなり鋭い痛みがあったので痛み止めを飲み対応しました。そして安静にと言われていたので横向きに横になり傷が癒えるまで仕事もお休みを頂きました。

【3】手術後大変だったこと

大変だったのは切開した箇所の痛みが消えるまで何をするにも痛かったことです。そして場所が場所だけにガーゼの貼り替えも困難でした。かがんだりすると皮膚がピーンと張ってしまうので治るまではかなりぎこちない動きをしていました。

【4】通院

手術から3日後通院日でした。傷は順調に回復していたようです。それから摘出したものの説明を受けました。袋の大きさは直径1.5㎝程度の球体だったそうです。表面の切開の傷はあまり痛みませんが、袋を取り出すために中をほじくられたので表面より内部が疼くことを話し追加で痛み止めを処方して頂きました。更に6日後抜糸のため通院しました。この頃には内部の痛みもなく、もう通院の必要はないとの事でした。

【5】最初の処置から通院が終わるまでの費用

処置は一回2000円程でした。薬は全てジェネリックでお願いしていたので500円程度です。膿出しの処置は3回行っているので処置だけで7000円~8000円。術前検査は3000円程。

そして手術は約8000円。抗生剤や痛み止めの薬は約3000円。私は粉瘤の完治まで2万2千円程かかりましたが、炎症が起こる前に診断を受けすぐ手術すればもっと安く済んだと思います。

5)4ヶ月間の闘病生活を経て今思う事

【1】完治後

完治してから9か月経過しましたが、今のところ別の個所に粉瘤が出来たりなどはありません。もちろん袋ごと摘出したので再発もありません。手術の傷跡ですが、私は直接見えませんが触ると少しプニプニしています。今は通常の生活を送っています。

【2】粉瘤かな?と思っている方、これから粉瘤の手術に臨む方へ

粉瘤とは誰もがなり得る病気です。身体の皮膚のどこかにしこりの様な硬いものを見つけたら皮膚科や形成外科に受診してください!炎症してしまったら完治まで治療は長引きますし、膿を出す処置をしなくてはなりません。その分治療費や身体に負担がかかってしまいます。炎症する前に袋を摘出してしまえば病院にもよりますが1万円前後で完治できる病気だと思います。

粉瘤の手術はとても簡単な手術です。時間も10分~15分程度です。仰々しい器具を付けられれば誰でも緊張してしまうと思いますが麻酔が効くので全く痛くありません。術後は痛いとは思いますが、不安な方は入院出来ますし痛みのレベルに応じて強い鎮痛剤を出してもらうことも可能です。そして痛みも個人差もあると思いますが5日前後でかなり改善されるはずです。

ただ気を付けて頂きたいのは術後、必ず安静にして医師の指示に従ってください。『でも仕事が・・』と思う方もいるかも知れませんが、無理して復帰して傷口が化膿してしまったりしたら余計に長く休む状況になってしまいます。仕事も大切ですが仕事は身体が健康でないと意味がありません。術後は焦らず、どうぞご自愛下さい。

まとめ

【1】粉瘤は身体のどこにでも形成されてしまう良性腫瘍

【2】放置すると大きくなってしまったり炎症してしまう恐れがある

【3】炎症していると完治のための手術は出来ない

【4】炎症する前に手術で袋を摘出するのがベスト!

【5】手術前は炎症しないように気をつける

【6】手術後は必ず安静に!!

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