スポンサードリンク







今から3年前の2014年に両足の疲労骨折を経験しました。場所は膝に近い脛(すね)の骨です。痛みを自覚してから約1か月間、納得のいく診断結果が出なかったこともあり不安な思いもしました。この体験を皆さんにもお伝えしたいと思います。

<プロフィール情報>

【ペンネーム】千秋

【年齢(性別)】35歳(女性)

【発症年齢】32歳

【出身】宮城県

【職業】販売員

1)当時は十分な睡眠が取れていなかった

【1】当時の仕事・家族などの生活状況

当時、早朝と昼間の仕事を掛け持ちしていました。どちらも販売・接客の仕事です。家族と同居しており「一日中働いて身体は大丈夫なのか?」と心配されたこともありましたが、身体を動かすことが好きなことあり、自分ではとくに身体のことは気にかけていませんでした。

【2】生活習慣・生活スタイル

1日の睡眠時間は、早朝と昼間の仕事の合間に細切れでとっていました。AM8~11時に約3時間、PM22~AM1時に約3時間と、合計で約6時間ほどの睡眠時間です。どちらの仕事も忙しかったので、仕事中は休憩時間もゆっくり休むことはありませんでしたが、それほど苦ではありませんでした。

【3】考えられる原因とは?

(1)睡眠不足で疲労が取れなかった

(2)繰り返し足の同じ箇所に負荷がかかった

(3)ホルモンバランスが崩れた

疲労骨折は繰り返し同じ部分に負荷がかかることで起こります。ですが私は長距離のランナーのようにストイックに運動をしていたことが原因ではありません。睡眠不足が原因で身体を十分に休めることができなかったこと、仕事では立ち歩いたり、時には重いものを上げ下げする負荷が繰り返し同じ場所にかかってしまったことが重なってしまいました。

さらに、むくみや理由のない気持ちの落ち込みなどもあり、普段なら生理前に経験するような身体面・精神面の変化もありました。睡眠不足によってホルモンバランスも崩してしまったように思います。

2)長引く足の痛みは疲労骨折だった

【1】症状の予兆や前兆症状はありましたか?

はじめのうちは、歩くたびに膝から下が痛みました。何か運動したわけでもないのに「筋肉痛がずいぶん長引くな」と不思議に思っていました。そして背中から腰、足にかけて身体の後面が常にピンと張っているような感じあり、身体を動かしづらい違和感がありました。

仕事が忙しくて疲れているのかと思い、休みの日はなるべく身体を休めるようにしていましたが、歩行時の痛みと足の張りは日に日に増していきました。

【2】どのような症状があったのか

(1)歩くと両膝が痛む

(2)じっとしていても痛みがあり、寝返りをするのも痛い

(3)膝から下がむくみ、張った感じがする

【3】発症当時とその後の対処方法は

発症当時は膝から下の筋肉痛だと思っていました。あまり痛みが強くなかったので、すぐに治るだろうと普段通りの生活をしていました。そのうち治るどころかだんだん膝が痛くなり、歩くことが苦痛で思わず表情に出てしまうようになりました。さすがにこれはおかしいと思い整形外科を受診しました。

じつは受診結果に納得ができず、約1か月の間に3件の整形外科を受診しています。1件目では膝関節の軟骨がすり減り水がたまっている(原因不明)、2件目では鵞足炎、3件目で脛骨(けいこつ)の疲労骨折という診断でした。

カルテを確認している医者と看護師

3)3件目でやっと診断結果が判明

【1】病院はどのように選んだ?

1件目と2件目は、近所の整形外科を受診しました。3件目は知人から膝関節を専門にしている整形外科があると聞いて、自宅からは離れていましたがそちらを受診しました。

【2】どんな検査方法だったのか

3件ともレントゲンを撮り、最後の3件目ではMRIも行いました。レントゲンとMRIの結果から疲労骨折と診断されました。

3件目の整形外科で疲労骨折と診断されたのは、痛みを感じてから約1か月以上後でした。疲労骨折の直後はレントゲンに写らないのだそうです。3件目で疲労骨折とわかったのは病院を変えたからというより、疲労骨折がレントゲンに写るタイミングだったことが大きいようです。

【3】病院(専門医)で実際に行われた治療方法

1件目では両膝にヒアルロン酸注射、2件目ではリハビリ指導、3件目は治療はとくに何もありませんでした。

【4】どのような治療方法だったのか

疲労骨折の場合はギプスで固定することもなく、安静にする必要もありませんでした。普段通りの生活で構わないのだそうです。疲労骨折は時間が経てば治る、ということのようでした。とくに治療らしい治療はありませんでしたが、動くたびに痛みがあったので痛み止めを処方してもらい、松葉杖を貸し出してもらいました。

4)通院について

【1】通院頻度・回数・通院内容とは?

治るまで2~3か月と言われ、ずいぶん時間がかかるものだと思ったのが正直な印象でした。結果的に痛みが消えて歩けるようなるまで、やはりそのくらい時間がかかりました。入院や手術は必要なく、2週間ごとに通院をしました。

通院のたびにレントゲンを撮り経過を観ました。痛み止めを処方してもらい、全部で4~5回通院をしました。通院中はリハビリもありませんでした。

【2】治療中の生活で特に大変だったこと・辛かったこと

両足の骨折だったので、どちらの足を踏み出しても痛みが走るのが辛かったです。松葉杖を使うときは通常健康なほうの足を地面に着くのですが、松葉杖も歩行時と変わらない痛みだったのであまり使いませんでした。

またギプスをするわけでもないので、どんなに痛くても見た目では他人にはわかってもらえません。仕事を休むことができなかったので、歩くだけでも時間がかかってしまうのが大変でした。

【3】治療期間にもっとこうしておけばよかった点

疲労骨折は治療をする必要がなく、自然治癒するのを待つものでした。診断結果がわからないまま長引く痛み我慢していたので、かなり痛みがストレスになっていました。痛みが強いことを話し、早く痛み止めを処方してもらうべきだったと思っています。

松葉杖

5)職場の対応・家族のサポートについて

【1】ご家族の支え・ご自宅でのサポートについて

自分の体調管理が招いたことではありますが、家族からは心配をされました。家事を変わってもらったりもしましたし、痛みが続いてイライラしているときに話しを聞いてくれるなど、精神的な支えになってくれたことには感謝しています。

【2】職場ではどのような対応だったか

職場に話したところ、バックヤードで作業ができるように配慮してくれたり、座ってできる仕事を回してくれたり、重いものや高いところの作業を変わってもらうなど、すすんで配慮していただきました。

【3】毎日の生活習慣で特に大切なポイント

(1)十分な睡眠を取り、身体の疲れを残さなない

(2)入浴で心身をリラックスさせる

(3)上半身・下半身のストレッチで身体の状態に気付く

【4】完治までの費用

検査費:毎回5000円程度

治療・通院費:毎回2000円程度

6)疲労骨折を経て感じていること

【1】発症から現在まで

疲労骨折から3年が経過しました。現在は同じ場所が痛むことはありません。当時は無理をしていたことに気づき、仕事と休息のバランスに気をつけるようになりました。

【2】治療期間を振り返って

当時の私は睡眠時間をとっているようで、質の良い睡眠ではなかったと思います。
そして長距離のトレーニングを連日したわけでもありません。

女子のスポーツ選手に無月経があると骨折をしやすくなると聞いたことがあるのですが、仮眠のような状態が続くとホルモンバランスも崩しやすくなり、骨折しやすくなるのもそれと近いのではないかと感じています。

【3】同じ怪我・症状の改善・治療に励んでいる方へ

疲労骨折だと分かるまでの約1か月間がとても長く感じました。診断を受けてから怪我をする前の状態までになるには、さらに時間がかかります。どんなに身体がつらくても、仕事や勉強など自分がやるべきことは回復を待っていてはくれません。

不自由な状態が長期間続きますので、ふだんは自分の気持ちを我慢しがちな人ほど周囲に「手伝ってほしい」「こうしてほしい」と声をあげ、頼れる人の助けをどんどん借りて乗り切ってほしいと思います。

まとめ

睡眠不足は身体によくないと思いながら、不調を感じなかったため続けていたことが一番良くなかったと感じています。そして筋肉痛だと思っていたものが、まさか疲労骨折になるとは思いもしませんでした。

疲労骨折が回復するのにも時間がかかること、「時間が経てば必ず治るものですよ」と言われていたのにもかかわらず焦りを感じてイライラしてしまったことなど、疲労骨折を経験しなければ自分自身についてこれほど向き合うことはなかったのではないかと感じています。睡眠時間などは個人差もありますが、自分の身体の強さや限界を知ることができた経験でした。

スポンサードリンク